2007/04/07 (Sat) 19:57

高齢者を狙う悪質商法にご用心
国民生活センター

 高齢者をターゲットにした訪問販売等の被害や苦情が増加を続けています。全国の消費生活センターに寄せられた相談のうち、契約当事者が70歳以上の相談件数は毎年増加し、2005年度は約14万件に達しました。
 高齢者は3つの大きな不安「お金」「健康」「孤独」を持っていると言われています。悪質業者は言葉巧みにこれらの不安をあおり、親切にして信用させ、年金・貯蓄などの大切な財産を狙っています。また、高齢者は自宅にいることが多いため、訪問販売や電話勧誘販売による被害が多いのも特徴です。
 トラブルに遭わないためには、きっぱり断ることが重要です。相手の手口を知ることも強力な武器になります。



1.相談件数は毎年増加
全国の消費生活センターに寄せられた契約当事者が70歳以上の相談件数は、年々増加しており、2005年度は約14万件で、相談全体の11%を占めています。

契約当事者が70歳以上の年度別推移(2006年10月31日時点)
2000年度  43,336件
2001年度  56,915件
2002年度  76,576件
2003年度  99,033件
2004年度  129,383件
2005年度  138,526件
2006年度  65,380件(前年同期53,520件)

契約当事者が70歳以上の上位販売方法・手口及び合計件数(2005年度、2006年度の総計、2006年10月31日時点)
1位 家庭訪販(55,342件、27.1%)
特徴:
販売業者が消費者の自宅を訪問し、商品やサービスを勧誘・販売する方法。強引な勧誘や長時間に及ぶ勧誘など、問題も多い。
 
2位 電話勧誘(17,175件、8.4%)
特徴:
消費者の自宅へ電話をかけ、商品やサービスを勧誘する。不意打ち性や交渉過程が書面に残らないという特質により、強引な勧誘や明らかな虚偽説明が目立つ。
 
3位 次々販売(10,187件、5.0%)
特徴:
一人の消費者に次から次へと契約させる商法。同じ商品または異なる複数の商品を次々に契約させるケースや、複数の業者が次々に契約させるケースなどがある。
 
4位 販売目的隠匿(7,310件、3.6%)
特徴:
商品やサービスの販売であるという目的を意図的に隠して消費者に近づき、不意打ち的に契約させようとする販売方法。
 
5位 点検商法(7,026件、3.4%)
特徴:
「点検に来た」と言って訪問し、「水質に問題がある」「ふとんにダニがいる」など不安をあおって商品やサービスを販売する商法。
 
6位 SF商法(5,529件、2.7%)
特徴:
閉め切った会場に人を集め、日用品などをただ同然で配って雰囲気を盛り上げた後、最終的に高額な商品を契約させる商法。
 
7位 無料商法(4,151件、2.0%)
特徴:
「無料サービス」「無料招待」「無料体験」など「無料」であることを強調して勧誘し、最終的に商品やサービスを購入させる商法。
 
8位 当選商法(3,464件、1.7%)
特徴:
「当選した」「景品が当たった」「あなただけが選ばれた」などと特別な優位性を強調して消費者に近づき、商品やサービスを販売する商法。
 
9位 被害にあった人を勧誘(二次被害)(2,514件、1.2%)
特徴:
一度被害に遭った人を再び勧誘して、二次的な被害を与えること。「以前原野商法で購入した土地が高く売れる」などと言って、過去の被害救済を装い、再度金銭を支払わせるケース。
 
10位 過量販売(2,469件、1.2%)
特徴:
商品やサービスについて必要以上の量や長期間の契約をせまる販売方法。結果として必要なかったり、高額な契約にいたることが多い。
※これらのデータは、すべてPIO-NET(全国消費生活情報ネットワークシステム)の2006年10月31日時点のものです。

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